QUIMERA 取扱説明書 — v1.1 追加分(日本語ドラフト)
ファームウェア v1.1 で増えた機能を、Web の取扱説明書(英語)に組み込むための原稿です。
黄色の帯が「今の取説のどこに入れるか」、その下が入れる文章です。
確認後に英語にして取説本体へ入れます。
画像は実機の画面です。
クリーンルート(v1.1)




緑ノブ(DRY)を押すと、原音(クリーン)をシンセの経路のどこで合流させるかを選ぶ画面が開きます。
青ノブで選び、もう一度緑ノブを押すと戻ります。
画面には信号の流れが表示されます。
設定はプリセットに保存されます。
- MIX: 最終ミックスで合流します(これまでと同じ動作)。
- FTR: フィルターの手前で合流します。原音にもフィルターと FX がかかります。
- FX: FX の手前で合流します。原音にもエフェクトがかかります。
- TRU: 信号処理を通さずに出力へ直行します(アナログスルー)。DRY ノブは効きません。
MIX 以外を選ぶと、LEVEL 画面の DRY ノブの中央にルート名が表示されます。

トラッキングモード(v1.1)



緑ノブ(HNX)を押すと、ピッチトラッカーのモードを選ぶ画面が開きます。
青ノブで選び、もう一度緑ノブを押すと戻ります。
画面には各モードの検出音域(RANGE)、応答速度(SPEED)、ボイス(VOICE)が表示されます。
設定はプリセットに保存されます。
- FULL RANGE: 全音域・ポリフォニック。これまでと同じ動作です。
- GTR FAST: 検出音域をギターの音域(E2 以上)に絞り、応答速度を優先したモードです。
- MONO BASS: ベース向けのモノフォニックモード(E1〜E3)。低音域の追従に特化しています。
- MIDI IN CH / PITCHBEND / MIDI OUT CH(既存の 3 項目はそのまま)
- OUT MODE: 送出する MIDI ノートを ALL(検出した全ての音)/ ROOT(各音の基音のみ。倍音と判定された音は送りません)から選びます。(v1.1)

- LOCAL MIDI / MIDI IN CH / PITCHBEND / MIDI OUT CH(既存の 4 項目はそのまま)
- OUT MODE: 送出する MIDI ノートを ALL / ROOT から選びます。(v1.1)
GLOBAL(v1.1)



プリセットに関係しない、本体全体の設定です。
UTIL を出るときに自動で保存され、「GLOBAL SETTING SAVED!」と表示されます。
- BYP WET OUT: DRY OUT と OUT の 2 系統で出力しているとき、バイパス中の OUT の音を THRU(原音をそのまま出力。これまでと同じ動作)/ MUTE(無音)から選びます。
- BANK SW: バンク切り替えに使うフットスイッチの同時押しを L+R / L+C / C+R から選びます。
- L と R を 1 秒以上同時押し → バンク選択画面 → A / B / C のフットスイッチで切り替え(既存の説明はそのまま)
- 同時押しの組み合わせは UTIL → GLOBAL(BANK SW)で L+C / C+R に変更できます。(v1.1)
PC ライブラリアン(v1.1)
専用アプリ「QUIMERA Librarian」と接続すると、プリセットやサンプルのバックアップと管理、本体画面のミラー表示、ファームウェアの更新などを PC から行えます。
- USB で接続すると、これまでどおり「QUIMERA」ドライブとして認識されます。
- ドライブを取り出す(eject)か、ドライブとして接続中に本体の PRESET スイッチを長押し(画面の進捗バーがいっぱいになるまで)すると、ライブラリアンモードに切り替わります。
- USB ケーブルを抜くと、通常の動作に戻ります。次に接続したときは、再びドライブとして認識されます。
ライブラリアンモード中も通常どおり演奏できます。
アプリの使い方は QUIMERA Librarian の取扱説明書 をご覧ください。
アプリのダウンロードは こちら。
(2 つのリンク先は、公開時にライブラリアンの取説ページとダウンロードページになります)
- MIDI ノートでハードウェアシンセとして使える / ピッチベンド対応(既存の 2 項目はそのまま)
- 差し替え: プログラムチェンジでプリセットを切り替えられます。バンクセレクト MSB(CC0)の値 0〜2 でフットスイッチの左 / 中央 / 右を選び、続けてバンクセレクト LSB(CC32。値は使わないので 0 などを送ってください)を送ってから、プログラムチェンジ番号(0〜127 = プリセット 1〜128)でプリセットを指定します。CC32 を省略すると、プログラムチェンジは無視されます。
- 同じフットスイッチ位置を指定したときは即座に切り替わる / バイパス中や別の位置を指定したときは次の呼び出しから(既存の 2 つの注記はそのまま)
- 追加: バンクセレクト(CC0 / CC32)を送らずにプログラムチェンジだけを送った場合は、今オンになっているフットスイッチに、指定したスロットのプリセットを呼び出します(バイパス中は無視されます)。(v1.1)
- 追加: CC102 でフットスイッチを遠隔操作できます。値 0 でバイパス、1 / 2 / 3 で左 / 中央 / 右のスイッチがオンになります。(v1.1)
- 追加: 送出する MIDI ノートは、UTIL → GLOBAL MIDI / LOCAL MIDI の OUT MODE で ALL(検出した全ての音)/ ROOT(基音のみ)を選べます。(v1.1)
- ほとんどのコントロールは MIDI CC で操作できます(既存)
CC 一覧(CC List)の末尾に 1 行追加:
| CC | Category | Parameter | Notes |
|---|---|---|---|
| 102 | FOOTSWITCH | Footswitch | 0=BYPASS 1=L 2=C 3=R |
USB 経由で .bin ファイルを本体にコピーして更新します。
所要時間は数分で、プリセットやサンプルなどのユーザーデータは消えません。
- QUIMERA の電源を入れ、USB ケーブルで PC と接続します。「QUIMERA」ドライブが認識されます。
- ドライブ内の FIRMWARE フォルダを開き、中にファイルが残っていればすべて削除します。やり直すときや、下の「更新が始まらない」場合は、FIRMWARE フォルダごと削除して作り直してください(Mac が作る不可視ファイルを確実に消すためです)。
- ダウンロードした .bin ファイルを FIRMWARE フォルダにコピーします。
- コピーが終わるのを待ち、必ずドライブを取り出して(eject)から USB ケーブルを抜きます。
- 電源を切り、USB ケーブルを抜いたまま電源を入れ直します。
- 「UPDATING... DON'T UNPLUG」と進捗バーが表示されます。表示中は電源を切らないでください。終わると自動で再起動します。
- 起動画面のバージョン表記が新しくなっていることを確認します。
QUIMERA Librarian からも更新できます(アプリの取扱説明書「FIRMWARE ページ」)。
うまくいかないとき
- 更新画面が出ずに普通に起動する / バージョンが変わらない: 本体が更新ファイルを見つけられていません。手順 2 に戻り、FIRMWARE フォルダごと削除して作り直してから .bin を入れ直してください(特に Mac では、見えないファイルが原因になることがあります)。
- 進捗バーの途中で止まった / 途中で電源が切れた: そのまま電源を入れ直してください。更新ファイルは成功するまで本体に残り、自動で最初からやり直します。
- 手順 4 の取り出しの後に画面が固まった: 故障ではありません。そのまま手順 5 に進んでください。
- 更新後、電源を入れても起動しない: 「LEVEL / TRACKER」スイッチと「FX」スイッチを両方押しながら電源を入れてください。復旧モード(BOOTLOADER 表示)で起動し、USB でドライブとして認識されます。手順 2 からやり直してください。この操作で本体が復旧できなくなることはありません。